成人式の服装

一生に一度だからこそ

元々、成人式とは奈良時代に起こった元服の習慣から始まった日本独特の習慣で、ヨーロッパやアメリカにはこのような習慣はありません。
また現在のようなかたちの成人式は、終戦間もない1946年に埼玉県で行われた青年祭がルーツとなっています。
敗戦で暗いムードの漂っていた中、次代を担う若者たちに希望を持たせ励ますためにと行われ、これに日本政府が影響を受け、大人になったことを自覚し自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます、という趣旨のもと翌年から成人の日を制定しました。
お祝いの日ではありますが羽目を外して好きなことをして良い日ではなく、大人になったことを自覚するという言葉がある通り、自分はもう大人であるということを忘れないようにしなければいけません。

成人式は一生のうちで成人した時のたった一度しかありません。
だからこそ、お洒落したいという人も多いでしょうし、せっかくの機会だからと振袖や紋付袴など普段着ないような服を着たいと準備している人も多いです。
ですが、成人式たった一日のためにそこまでお金をかけられない、かけたくないという人もいます。
そういう場合に、周囲が気合を入れて華やかな服を着ている中でも浮かないように、と考えるものですがどんな服装なら浮かないのでしょうか。

普通のスーツでOK

成人式の時には既に社会人として働いている、という人もいます。
そういう人は普段スーツを着ていることもあるでしょう。
本来、成人式ではそのスーツでも十分なのです。
まだ学生でスーツを着たことがない、という人も多いと思いますがそういう人で成人式にスーツを、と思っている場合は社会人になってからも着れるようなものを選ぶと良いでしょう。
どのような会社に入るかまだ分からないから、と躊躇われるようなら就職活動で使えるようなスーツにすると良いです。
たとえ会社が普段はスーツを着なくても良いようなところだったとしても、正社員を希望して面接を受けるのであれば、スーツ着用が基本になることが多いので使い回せます。
せっかくの成人式だから、スーツを着るとしても自分の個性を出したいと思うかもしれませんがあまり派手な色のスーツを着ていると悪目立ちすることもありますので気をつけましょう。
スーツの下に着るシャツは白のワイシャツ、ネクタイはスーツに合う派手すぎないものを選びます。
靴は革靴など、これもスーツに合うものにします。

無難、な服装ですのでせっかく一生に一度なのにつまらない、どうしても紋付袴や振袖が着たいという人は、買うのではなくレンタルすることを選択肢に入れると良いかもしれません。
これらはまた着る機会があるとしても、身近な人が結婚式を挙げるため招待された、という場合などかなり限定されるので成人式のためだけに買うと高くついてしまいます。
成人式で最も大切なのは、良い服装で出席することよりも品位を身につけ、大人になったのだということをしっかり自覚することです。